
時々耳にする加圧トレーニングですが、一体どんなものなのでしょうか。
スポーツ選手や芸能人も肉体改造やダイエットで利用しています。
テレビなどでも特集されていたり、雑誌などでも取り上げられていたりします。
最近、何かと話題になっている加圧トレーニングですが、どんな方法で行うのか、どんな効果があるのかをハッキリと知らない人も多いです。
加圧トレーニングとは、一体どんなトレーニングなのかをきちんと知っておきましょう。
自分に、ぴったりのトレーニング方法なのかを見極めてから、取り入れるかどうかの検討をしてください。
話題の加圧トレーニング。一体どんな効果があるのか。
加圧トレーニングとは、簡単に言うと腕や足の付け根にバンドを巻いて運動を行うことです。
バンドを巻くことで血流が制限され、筋肉が早い段階で低酸素状態になります。
加圧トレーニングには、「低酸素状態」が重要になります。
筋肉には。速筋と遅筋の2種類があります。
速筋は酸素が少なくなると、糖質を燃やして活動し重い負荷で働き始めます。
また、遅筋は酸素を利用して活動し、軽い負荷でも働きます。
速筋は発達しますが、遅筋はそれほど発達しません。
そのため、加圧トレーニングで鍛えるのは速筋の方です。
速筋は、酸素があるうちは酸素を消費し、酸素が欠乏してくると糖質を分解しながら働きます。
この時に乳酸という疲労物質を筋肉に蓄積し、乳酸が蓄積されると、成長ホルモンの分泌が促進され速筋が発達し始めます。
成長ホルモンの分泌が多いほど筋肥大します。
加圧トレーニングは、この一連の流れを素早く作る方法です。
血流を制限することで低酸素状態が早く起こり、糖質の分解が始まります。
また、速筋は重い負荷でなければ働きはじめませんが、酸素が欠乏した状態を最初から作る事で軽い負荷でも働きます。
短時間で酸素欠乏状態になるので時間がない方でも実施できるでしょう。
つまり、短時間で筋トレ効果、ダイエット効果が期待できる方法と言えます。
デメリットとして考えられるのが、バンドの調整を専門家にしてもらわないといけないということです。
施設によりますが、安くはないようで、トレーニングをせずにバンドの調整だけも可能ですが、それでもかなりの出費になります。
しかし、専門のスタッフのもと、加圧トレーニングを行わないと危険性もあります。
やはり、無理やり血流を悪くして、運動を行いますからリスクもあります。
決して、自己流で加圧トレーニングを行わないようにしましょう。
加圧トレーニングは、普通の筋トレよりも負担を減らして筋肉量を増やす効果が期待できます。
筋肉が増えることで基礎代謝が上がるので、リバウンドしないダイエット方法ともいえます。
うまく利用できればダイエット効果は期待できそうですので、高いか安いかはその人次第ですね。