
加圧トレーニングと聞けば、多くの人は筋トレを行うためのトレーニング。
または、ダイエットのためのトレーニングというイメージではないでしょうか?
加圧トレーニングを行う人は、ムキムキのマッチョだったり、美意識高い人だと思っていませんか?
しかし、加圧トレーニングは、高齢者でも行うことが可能とされています。
高齢者が行っても、問題はありません。
では、どのような点に注意しながら行うことで、安全にトレーニングできるのでしょうか。
一般に、筋力トレーニングは負荷が強すぎるため、血管の弾力性や体力の低下している高齢者にはおすすめできません。
体への負担が大きすぎてリスクが高すぎるからです。
しかし、加圧トレーニングは、低負荷でかつ短い時間で行うことができるため高齢者に向いていると言えます。
加齢とともに、成長ホルモンの分泌はどんどん減っていきます。
成長ホルモンの分泌低下が、加齢を招くといっても過言ではありません。
加圧トレーニングで成長ホルモンの分泌を促し、高齢であっても筋肉量の増加を目指すことは可能でしょう。
また、筋肉の改善だけでなく、血流の改善やアンチエイジング効果も高齢者であっても期待できます。
高齢者が加圧トレーニングを行う目的は、過度な筋トレではありません。
衰えていく筋肉をトレーニングし、成長ホルモンによる老化防止が主な目的となります。
普通のトレーニングでも、同じ効果が期待できますが、加圧トレーニングの方が、体へ影響や時間的な面でも負担は少なくなります。
実際に、リハビリの現場でも加圧トレーニングは行われています。
脳梗塞や心疾患を患っている方のリハビリとして用いられています。
普通のジムでは断られそうなリスクを抱えている方達でも、加圧トレーニングは可能と考えられているということでしょう。
ただ、注意して頂きたいのは、必ず専門家の指導のもと行うということです。
加圧トレーニングには、専門の資格もあります。
病院以外で加圧トレーニングを行うさいは、トレーナーがきちんと資格を得ているのかどうかを確認してください。
資格は、国家資格ではありませんが、ジムを選ぶさいの一つの基準となります。
健康な高齢者であっても、若い人に比べれば体の機能は低下しています。
どんなリスクが潜んでいるか、目には見えません。
健康のために始めた運動が、後々病気を引き起こしては何の意味も無くなってしまいます。
必ず、正しい方法で行い、健康維持に役立てて下さい。